外国人技能実習生向け技能検定 電子機器組立 随時3級の難易度について
皆様こんにちは!
本日は、「外国人技能実習生向け技能検定 電子機器組立 随時3級」
(以下「随時3級」といいます)に関して、難易度についてのお話です。
つい先日、随時3級の組立て見本を製作する機会がありました。
(参考)外国人技能実習生向け技能検定 電子機器組立 随時3級完成品見本
随時3級の難易度に関しては、過去のブログでも
お話をさせていただいております。
プリント基板はフラックスの使用が禁止されていて、
ソルダーレジストが無い基板へはんだ付けを行いますが
やはりここが難易度の高い点のひとつです。
この点については、現在当協会で講習会を行っている電子機器組立て2級と同じです。
普通なら2級より3級のほうが易しいように思えます。
今回私は、随時3級の課題を初見で製作したのですが、
随時3級には独特の難しい面があることに気が付きました。
たとえば、基板にハトメされているラグ端子。
このはんだ付けは随時3級にしかありません。
ラグ端子は熱の上昇が早く、糸はんだに入っているフラックスをうまく使わないと
適切なはんだ付けが出来ないという意外と難しい箇所です。
当協会で行っているはんだ付け講習・検定にて
用いる教材にはラグ端子のはんだ付けがありますが、こちらでレクチャーさせて頂いているスキルを
習得していると随時3級のラグ端子はんだ付けに活かすことも出来ると思います。
また、ラグ端子のみを練習したい場合は、当協会のラグ端子教材を購入して用いるのも
良いのではないかと思います。
Dsubコネクタ・ラグ板ケーブルはんだ付け教材 1セット2組入り
今回随時3級を製作した私は、電子機器組立て1級を所持しておりますが、
初見での製作ですと、制限時間内に完成させることが出来ませんでした。
やはり、事前にしっかりと準備練習を行って取り組む必要は
あると感じます。
特に、外国人技能実習生の方が完全に初見で作成して合格しようと思うと
制限時間内に完成させることは不可能ではないかと思います。
また、練習を行う際においては、作業方法を教える方も大変苦労すると思います。
当協会では、外国人研修生/技能実習生向けの講習を対応させて頂いております。
お客様の会社へ講師が直接お伺いする「出張講習」の形で、わかりやすい動画を用いて
ひとつづつ部品をはんだ付けする様子を見ながら解説しますので、
日本語のあまりわからない方にも理解して頂くことが出来ます。
外国人研修生/技能実習生向けの講習をご検討の際は、
お問合せフォームよりご相談ください。
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皆様のお役に立てれば幸いです。
それでは皆様、明るいはんだ付けを!