NPO 日本はんだ付け協会 > , , , , > 電子機器組立て2級 合格対策講習 レポート

電子機器組立て2級 合格対策講習 レポート

皆様こんにちは!

4月9日~11日の3日間の日程で、滋賀県のセミナールームにて
電子機器組立て2級 実技合格対策講習 を開催致しました。

先日のブログでもご紹介させて頂きましたが
今回は1名様のみのご参加となりました。

お話をお伺いしたところ、普段は電子回路の設計業務を担当されているそうです。
そんな中でも頻繁に製品の製造作業へヘルプに入ることがあるそうで、はんだ付け作業だけではなく製品全体の組付けを行う機会が多いとのことでした。
そのような事から、電子機器ひととおりの製作スキルを向上させるという意味で、技能検定の電子機器2級の受験をすることになったそうです。

こちらのブログ記事にも書かせて頂きましたが、
電子機器を一通り製作する際に必要とされるスキルの向上が出来るという観点で
電子機器組立ての受験は良い選択だと思います。

そして、はんだ付けには慣れてらっしゃる方でも
技能検定 電子機器組立ての課題のうちで意外と難しいのが、「プリント基板へのはんだ付け」です。

検定のルールで、塗るタイプのフラックスを用いる事が出来ないうえに
ソルダレジストの無い基板へSOPなどのチップ部品をはんだ付けすることが要求されます。

今回、SOPのはんだ付けについては特に苦労なさっていましたが、
コテ先の選定や、コテを当てる箇所、時間などをどうすればよい形に出来るかを、実際に講師がやってお見せしてご自身で作業して頂き、仕上がり具合を顕微鏡を用いて確認してご自身にフィードバックをして頂きながらスキル習得効果が最大限になるようにレクチャーさせて頂きました。

他にも、抵抗器のリード曲げと基板への取付も難しい箇所です。

単純に基板に取り付けるといっても、部品本体部に応力がかからないように直角に折り曲げる必要があります。基板穴の位置に合わせて曲げ、基板に差し込み、更に折り曲げて取り付けるのですが、大変苦労されていました。
基板穴に合わせて曲げる位置を少しずつズラしてどうなるかを見てみたい、とのリクエストがありましたので、実際に色々と試しながらやってみて頂き「やっぱりこの位置で曲げるようにしているのには、理由があるんですね」と理解して頂くことが出来ました。

このように、電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習では、ひとつひとつの作業について「なぜそういう作業方法を採るのか」という所まで細かく現地現物でレクチャーさせて頂いております。

最後に、今回の受講者様からお聞きしたお声を紹介させて頂きます。

🎤電子機器組立てを今まで甘くみていた。
正直、今回の講習のような対策をせずに受けたのでは、多分合格しなかったと思う
講習後にも、何度か自主練習をしなくてはならないとは感じてはいますが、色々と知らなかったことを知ることができたので、とても役に立っていると思います。

電子機器組立ての実技試験本番当日までに
今回の講習で得たスキルと知識をもとに自己練習を行えば、更なるレベルアップが出来ると思いますので、ぜひ合格に繋げて頂きたいと思います。頑張ってください!

「電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習」にご興味がございましたら
どうぞお気軽にお問合せフォームよりお問い合わせください。
お待ちいたしております。

それでは皆様、明るいはんだ付けを!

記事検索

よくある質問検索

はんだ付けアートはんだ付け検定 認定者在籍マークは、はんだ付け検定合格者が在籍しており、はんだ付け作業に従事していることを当協会が認定したことを示すマークです。


TOP