㈱大一製作所様での講習会(大阪府東大阪市)
4月11日 東大阪市にある企業様へ出張講習にお伺いいたしました。
ご依頼内容は、パワーLEDが実装されたアルミ基板に
AWG14程度のリード線をはんだ付けしたいのだが、
上手くいかないとのことで、5名様に講習を受けていただきました。
事前に現在使用されているハンダゴテとコテ先をヒアリングして
実際のワークを送っていただいて、私どもで実験したところ、
明らかにはんだごてのパワーが不足していることが判明しました。
そこで、基板へのリード線ベタ付け作業に特化したカスタム講習を
用意させていただきました。
まずは、はんだ付けの正しい基礎知識を学んでいただくため
事前に、eラーニングで基礎知識を学んでいただきました。
実習では、表面実装部品のはんだ付けの要点を学んでいただくため、
3216サイズのチップを実装。
ここでは、基板のパターンとGNDに逃げる熱量によって
はんだが融けるまでの時間が大きく異なることや、
表面実装部品実装の大原則、基板面からの加熱を学んでいただきます。
次に、「リード線ベタ付け基板」による練習で、リード線への予備はんだの重要性と
適正なはんだ量、フラックスの働きについて学んでいただきました。
実は、事前に自社内でも練習されていたのですが、予備はんだの不備により
いくつかの不良が発生していることがわかりました。
これは、実体顕微鏡を用いて観察しないとわからない不具合です。
初めて、実体顕微鏡を体験していただきましたが、
熱不足、オーバーヒート、濡れ不足などが一目瞭然なのに驚かれていました。
最後に、パワーLEDの実装された基板に、実際にリード線をはんだ付けしていただきました。
今回、ハンダゴテのパワーを従来の75Wに変えて150Wを使用していただきましたが、
その圧倒的な違いに驚かれておりました。
☆お客様の声
・先生がとても気さくな方だったので、わからないことをすぐに聞けて良かったです。
少しづつですが、先生に教えていただいたことを思い出しながらいっぱい練習します。
今回は来ていただきありがとうございました。
・実習で指導していただいて良かったです。
・何が間違いなのかがわかりました。
コテ先がどれほど重要なのかがわかりました。
自信を持つことが出来てよかった。
業務に活かして頂く為に「はんだ付け出張講習」では
お客様の要望に応じて講習内容のカスタムも受け付けております。
ぜひお気軽にお問合せください。
株式会社大一製作所様、ありがとうございました。