技術を次代へつなぐ――企業の皆様と歩む「はんだ付け教育」
本日は 東京都品川区の都立城南職業能力開発センターにて
1~3級のはんだ付け講習を開催しています。


12社より18名のご参加です。
3社が今回初めてのご参加、残る9社はリピートでご参加頂いている企業です。
1名は個人でのご参加です。

継続して色々な職種の方が受講・受験される企業が増えており
実際に今回更新のために3名がご参加の精密部品の加工・設計・製造メーカーでは
下記のようなお声を頂戴しています。
🎤ハーネスやコネクタへのはんだ付けが多いです。ISO対策の為の更新ですが、
講習・検定を受けることによって、対象物の温度を考えてはんだ付けをするようになった等、
会社内でのはんだ付けに対する意識が変わったと思います。
他にも 皆様からご参加の動機やどのような業務に携わっておられるかをお聞き
いたしましたのでご紹介させて頂きます。
🎤若い人へ作業を教えることがありますが、ずいぶん長い間はんだ付け作業を
やっていないので再練習の為に来ました。(ワイヤーハーネス加工・電子機器製造・組立)
🎤会社内で自分たちが今やっているはんだ付けの方法がこれでいいのか知りたくて来ました。
Dsubのはんだ付けが多いです。(医療用品製造)
🎤会社でコネクタのはんだ付けをやっています。
最近細かいものが増えてきたのでスキルアップの為に来ました。
🎤1月から現職に就きました。
品質管理で委託先のはんだ付けに対してアドバイス出来るようにするために来ました。
昔20年位はんだ付けをやっていたが、その後10年以上ブランクがあります。
(集積回路・半導体素子等の電子部品関係)
🎤はんだ付けはまだやったことがありませんのでスキル習得の為に来ました。
(携帯電話修理業)
🎤基板実装を行っています。
ラグ板やコネクタはほとんどしていませんが、いろいろなはんだ付けを学習するために来ました。
(自動制御装置の設計・製造)
🎤はんだ付けはケーブルを主に行なっています。普段やらない基板の実装が難しいが毎回勉強になります。(精密部品の精密加工)
🎤はんだ付けを教える立場になってきたが、なかなか周りが上達しないため現役でやっている。
教えることの難しさを実感しています。(航空・宇宙・防衛・自動車・半導体製造設備の設計開発・
試作・製造)
🎤はんだ付けを業務で行なっているが、しっかりと勉強したい為参加しました。(個人参加)
技術は“点”ではなく“線”。
継続的な育成が、品質を支えています。
はんだ付けの技術――
一度習得すれば終わり、というものではありません。
製品の変化、材料の変化、道具の変化、現場の課題に応じて、作業者の技術も磨き続けていく必要があります。
当協会では、はんだ付け講習・検定を通じて、そうした「継続的な人材育成」に取り組む企業様のサポートを行ってまいりました。
おかげ様で、初回の受講にとどまらず、複数名・複数回にわたって継続的にご利用いただく企業様が増えております。
・今年は新入社員に受けさせたい
・次はステップアップした級を受験させたい
・異動者や配属替えのタイミングで再受講させたい
・従事するためには はんだ付け検定に合格する事が条件
現場の中で“はんだ付け”の重要性を再認識し、組織として技術の底上げに取り組まれる姿勢に、私たちも身が引き締まる思いです。
品質は、開発をする人の正しい知識、現場で手を動かす人のスキル、正しい評価に支えられています。
これからも、信頼できる技術者を育てる一助として、講習・検定を通じてものづくりに貢献してまいります。
5月以降も 東京、愛知、大阪、広島、滋賀で はんだ付け講習・はんだ付け検定を開催いたします。
はんだ付け検定の実務の部品別の詳しい内容等はこちらをご参照ください。
講習・検定の今後の予定はこちらをご参照くださいませ。カレンダー内の文字をクリックして頂きますと各開催回の詳細をご覧いただけます。
ご質問等ございましたら お問い合わせ欄からお問い合わせくださいませ。
今回の講習・検定も 太洋電機産業株式会社様にサポート頂いております。



