はんだ付け講習・検定 @広島(goot様)レポート
皆様こんにちは!
本日も広島県福山市の太洋電機産業株式会社様の食堂にて
午前中ははんだ付け講習を、午後からははんだ付け検定を行っております。
◆受講者様とのキャッチボール(Dsubはんだ付け)
講習カリキュラムに、「Dsubコネクタのはんだ付け」があります。
その際の雰囲気をお伝えいたします。
予備はんだをしたリード線をDsubコネクタのカップ端子に挿し込み、
はんだ付けを行っていきます。
端子のところに樹脂部品があったり、配線の被覆もあったりするため
ちょっと油断するとそれらが融けてしまいます。
はんだ量の調整も結構シビアに行う必要があります。
簡単なように見えて、実は結構油断のできない作業ですね。
講師が受講者の皆様を巡回して、作業のアドバイスをさせて頂きます。
受講者様「コテの当て方はこんな感じ・・・かな?」
講師「そうです、いいですね。 カップ端子の横から当てる感じで!」
受講者様「出来ました!」
講師「顕微鏡で確認してみましょう・・・少しはんだ量が少ないですね」
講師「ご自身でも確認してみましょう。
カップ端子の奥に空洞があるのがわかりますか?」
受講者様「あ、なるほど。確かに穴が・・・これくらいだと少ないんですね」
講師「そうですね、カップ端子の奥の部分までしっかりと充填させるようにしましょう」
このように講師とキャッチボールをしながら講習は進んでいきます。
◆カップ端子奥に充填されていない要因
Dsubのカップ端子の奥まではんだが充填されていない不具合の
発生要因のひとつとして
「リード線がまっすぐに挿入されていない」
ということがあります。
リード線がカップ端子底面に沿って挿入されていないために
奥の部分で邪魔をする形になり、はんだが奥まで流れ込まなくなるのです。
たとえば、リード線の予備ハンダのときに、リード線が曲がったまま
予備ハンダを行っているとカップ端子にまっすぐに挿入できません。
このような小さな前処理と思われる作業も
きっちりこなす必要があります。
講師「リード線をまっすぐにして予備ハンダするように気を付けましょう」
受講者様「なるほど!」
このように、受講者様お一人お一人の作業を見させていただき
最適なアドバイスが出来るように講師一同、頑張らせて頂いております!
それでは皆様、明るいはんだ付けを!