はんだ付け講習・検定 @滋賀の協会セミナールーム レポート
皆様こんにちは!
本日も昨日に引き続いて滋賀県の協会セミナールームにて
はんだ付け講習・検定を開催しています。

2日目の本日午前中は1級の方の講習を行っております。
100ピンQFPや1005・1608チップなどの、とても小さな部品のはんだ付けです。
チップ部品をはんだ付けする際には、最初に仮はんだ付けして位置決めを行います。
はんだ付け講習で用いている基板教材の1005・1608チップの部品をはんだ付けする箇所のランドは、片方が大きなGNDパターンに繋がる設計になっています。

今回受講者様が、この仮はんだ付けの部分で悪戦苦闘なさっていました。
作業を拝見したところ、GNDパターンに繋がる方のランドを用いて仮はんだ付けを行ってらっしゃいました。
こういったGNDパターンに繋がるようなランドは、大変熱を奪われやすい為しっかりと基板面から温めてはんだ付けを行わないと熱不足により芋はんだ状態になりやすい箇所です。
仮はんだ付けを行って部品の位置を決めて固定をすることを考えると、このようなGNDパターンに繋がるランドは仮はんだ付けにはあまり適さないです。
受講者様には、反対側の熱容量の小さいランドを使って仮はんだ付けをして固定するようにアドバイスさせて頂きました。
この例のように、事前にeラーニングなどで母材の熱容量などについて学んで、講習で実際にやってみてなお一層理解が深まり、理論と実技の相乗効果が生まれます。
これは、はんだ付け講習ならではのメリットだと思います。
さらに、講習では講師陣も皆様の周りを常に巡回しているので、不明点などあればいつでも気軽に聞くことが出来る環境もあります。
どうぞお気軽に講師へご質問ください。更なるスキルアップを目指していきましょう!

最後に、受講者の皆様のお声を紹介いたします。
🎤はんだ付けの基礎を理論的に教えて頂けるのでとても分かりやすかった。
🎤初めて基板実装を行いましたが、とても楽しかったです。
🎤普段することのない作業ができ、いつも使っている基板がこのように作られていることが知れて
新しい知識を得る事が出来た。自身や周りの人にも共有していきたいと思う。
🎤プロの方に教わったことで、自身が悩んでいたスキル面の解消に繋がりました。
ありがとうございました。
今後のはんだ付け講習・検定の予定は
以下のカレンダーから確認することが出来ます。
講習・検定カレンダー
それでは皆様、明るいはんだ付けを!