東京にてはんだ付け講習開催中!- 我流のはんだ付けで満足されていますか?
本日は東京都立中央・城北職業能力開発センターを会場にお借りして
NPO日本はんだ付け協会主催 はんだ付け講習(1~3級)を開催しています。
「“誰にも教わっていないけれど、今のところ問題ない”──本当にそうでしょうか?」
現場でよく耳にする声です。しかしその“問題ない”が、事故や不具合の“原因”になることも…。
今日も“答え合わせ”に来られた方々がいらっしゃいます。

昨年 はんだ付けの初級検定に合格しました。 その際コテ先はC型のみで作業しました。
今回この講習に参加してみて コテ先を選択することの重要性がわかってとても勉強になります。
実務では作業ヘルプ程度ですが、後輩に教える立場になってきたので参加しました。
今まで自己流ではんだ付けをやっており、うまくいかず苦労していたので勉強しに来ました。
会社では教えてもらえない・・・ スキルアップのために来ました。
今まで誰にも教わらず、感覚ではんだ付けをしていました。
今回、道具の使い方やはんだの流れ方を学んで、正直ショックでした。
自己流ってあぶなかったのだなと感じました。
ではなぜ自己流では危険なのか?
それは・・・
はんだ付けの接合原理がわからないままはんだ付けを行うと
良し悪しを自分で判断してしまいます。
ひとつ わかりやすい例をあげますと
いわゆる はんだ付けの不良の代表例である 「芋ハンダ」が発生した際
その「ぽっこりとした良くないはんだ付けの接合部」は 非常に見た目が似ています。


しかしながらそれらは「熱不足」と「はんだ量過多」 2つの異なる原因によります。
どちらが原因であるかの見分け方や またその際の対策などがわからないままですと
間違った対策を講じてしまう可能性があります。
特に熱不足の場合、はんだ付け接合は不完全ですので、電気的導通があっても、
数日後にポロリと外れてしまうことがあります。
適正なはんだ量を知らない方が多いため 沢山盛っていれば上部な接合部になるだろう・・・
と 接着剤のように考えている方も多くいらっしゃるのが現実です。
さらには 企業の標準が 芋はんだともいえる ぽっこりのはんだ付けのケースも。
もちろん なぜ芋はんだが危険なのか・・・市場に出た後どのような不具合が生じるのかは
事前視聴のeラーニングで詳しくお伝えいたします。
講習では 単に 上手なはんだ付けの仕方(コテの動かし方などのテクニック)ではなく
上記のような 理論的な裏付けをお伝えしながら 実習を進めて参ります。
事前に視聴して頂くeラーニングでの座学も 実習のパフォーマンスアップに大きく影響いたします。
安心感と未来 ― 習得すれば こんなに変わります
🎤はんだ付けの理論と実技が理解出来たことは 製品の設計に大変役立っています
🎤検査員から「キレイで安定してる」と言われるように
🎤作業時間も短縮、歩留まりが向上
🎤自信をもって新人に教えられるようになった
自己流の”なんとなく”で 会社や製品の信用を落としてしまう前に
一度 「正しい基礎知識」と「確かな理屈」を目で見て・手で覚えに来てください。
講習スケジュールは こちら から。
明日はこちらの会場で 午前中は1級の講習(本日の続きです)
午後から 1級~3級の検定を開催します。
2日続きで 講習と検定を受けられる方が8~9割ですが
検定のみ受験されるケースや 以前惜しくも不合格になられた方が
再受験されるケースがございます。
当日のタイムスケジュールは こちらからご参照くださいませ。
それではみなさま 明るいはんだ付けを!