はんだ付け講習・検定 @滋賀協会 レポート
皆様こんにちは!
本日も昨日に引き続き、滋賀県の協会セミナールームにてはんだ付け講習・検定を実施しています。
受講者さまとお話をしていると、時々
会社にあるはんだゴテは、コテ先が鉛筆型の一種類しかないです
とお聞きすることがあります。
また、当協会のはんだ付け講習では
3種類のこて先を使い分けてはんだ付けを行いますが
そのような使い分けをしたことが無い方も多くいらっしゃいます。
しかし、コテ先の形状の選択は
はんだゴテを扱ってはんだ付けを行ううえでとても大切です。
はんだ付け講習で用いる基板教材には
スルーホールのはんだ付け箇所があります。
スルーホールへのはんだ付け時は部品面へのはんだ上がりが要求されますが
教材の中にはんだ上がりが悪い箇所が作ってあります。
以前、受講者様の作業を拝見すると、そのはんだ上がりの悪い箇所を
2C型のコテ先を使ってはんだ付けされている事がありました。
その箇所は、3Cの熱容量の大きなコテ先ではんだ付けすること、
また、はんだ付けを行う箇所に繋がる回路パターンを見て、熱の伝わりを予測して
コテ先を選ぶ必要がある事をアドバイスさせて頂きました。
色々な種類があるコテ先を選ぶにあたって大切なのは
出来る限りはんだ付け個所との接触面積を大きくとって
熱を効率よく伝えることです。
(これについては、当協会理事長の野瀬昌治が代表を勤めております
ゴッドはんだ株式会社の以下のブログが詳しいです)
しかし、
職場によっては、コテ先の使い分けについてあまり意識されていないこともあるかと思います。
はんだ付け講習では、はんだ付けをする箇所によってコテ先を使い分けながら実習を進めます。
また、教材も各所に熱が逃げやすい配線パターンが用意されており、実際の作業に近い環境でスキルアップが出来るようになっております。
こういった教材を用いて実習を進めていき、
・はんだ付けが熱不足にならないようにする為の回路パターン形状の見方
・はんだ付け箇所に広い面積でコテ先を接触させる為のコテ先形状の選び方
・部品端子の形状に応じて効率的に熱を伝える事が出来るコテ先のあて方
などを理論的にお伝えしています。
このように、はんだ付け講習・検定では、
はんだ付けを行う際のコテ先の使い分けや細かいテクニックも知ることが出来ます!
皆様のご参加を講師一同お待ちいたしております。
今後のはんだ付け講習・検定の予定は
以下のカレンダーから確認することが出来ます。
それでは皆さま、明るいはんだ付けを!