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外国人向け「随時3級」講習会を開催

2020年7月9日、10日に外国人向けの実技試験課題を用いた
随時3級電子機器組立て(電子機器組立て作業)に特化した実技講習会(以降「随時3級」と記します)を開催しました。
これは外国人研修生/技能実習性向け講座になります。

「随時3級」は国内における外国人技能実習生を受け入れる企業様にとっては日本国が認める実習生の技量試験であり、
さらに外国人の在留資格(延長)を取得するためにも必要不可欠なものとなっています。

今回、新潟県の某企業様で5名の外国人技能実習生の方が「随時3級」を受験するため、当協会の「随時3級」講習会を受講されました。
「随時3級」受験のノウハウを二日間の日程で、実際に2セットを組み上げる実技講習をおこないます。

技能として求められるポイントは、
1.作業の段取り
2.電子機器の組立て(電子回路、シャーシを含みます)
3.電子回路の点検(調整)
です。

受験時に戸惑わないように作業の段取りを指導してから電子回路の製作に入ります。
実習生は実務においてもはんだ付けをおこなったことが無いとの事でしたので、
はんだコテとコテ台の説明から始め、はんだ付けで最も重要であるコテ先のメンテナンス方法を解説・講義します。

はんだコテの準備ができてから初めて「随時3級」の講義が始まります。

<一日目の講習風景>

初日はリード線から実装する各部品(チップ抵抗、チップトランジスタ、SOP-IC、DIP-IC、可変抵抗、リレーなど)の
はんだ付け方法から、シャーシまでの組立てを行います。

開始早々はなかなか上手くはんだ付けができないため、時間がどうしてもかかってしまいますが、
午後になると段取り良く作業ができるようになり全員各1セットを組み上げることができました。

<二日目の講習風景>

二日目にもなると段取り良く作業がおこなえるため1セット目の調整後、全員の動作確認をおこないます。
無事に全員1セット目の調整・動作確認を終えることができました。

そして2セット目を組立てるのですが、その前に一連の作業を復習します。
この頃になると受講者の動作に無駄がありません。

全くの初心者の方でも2~3時間で2セット目を組上げることができるようになりました。
この二日間の講義で実習生の方々は「随時3級」の受験に自信を持つことができたと思います。

当協会では外国人向け「随時3級」の実技試験課題を用いた電子機器組立て(電子機器組立て作業)に特化した実技講習会を行っています。
出張講習のため企業様における受講生(研修生・実習生)のお時間を無駄にいたしません。
研修生・実習生の随時3級試験対策に是非ご活用ください。

GH.

 

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