はんだ付け講習・検定 @滋賀 レポート
皆様こんにちは!
本日も滋賀県の日本はんだ付け協会セミナールームにて
午前中ははんだ付け講習を、午後からははんだ付け検定を行っております。
◆2日目の午前中は自由練習も可能です
午前中のはんだ付け講習は、1級の方向けの微細はんだ付け(1005、1608サイズなど)の講習です。
なお、2級・3級の講習は昨日で終了となり、検定は午後からとなりますが、
2日目の午前中は1日目に使っていただいたお席にて自由練習をしていただけます。
ご自身の苦手なところや心配なところなどに対する練習の機会としてぜひご利用ください。
お越しいただく時間はご自身のご都合の良い時間で結構です。
※基本的には2日目午前は1級の方の講習となりますので
講師はそちらを優先させていただきますが、
自由練習でのご質問などは対応できる範囲でさせて頂きます。
▲1級受講の方も、開始時間より少し早めにお越しになり、
はんだ付けの自主練習をなさっていました。
受講者様「ちょっとでも練習しておきたくて…」
使える時間を最大限有効に使う・・・とても大切なことだと思います。
◆パターンによる熱の伝わりの違い
1級の講習の課題である、100ピンQFPのはんだ付け。
ピン間ピッチが0.5mmという細かさも難しい要因の一つですが
はんだ付け講習の課題として用いている基板には
実際の基板に近くなるように様々な “仕掛け” が施されてあります。
▲QFP周囲の配線パターンを見ると、ビアホールやベタGNDパターンが施されています。
一見、なんてことのないような違いのように思われますが、
この違いがはんだ付けの難易度の違いに大きく影響してきます。
受講者様「アレ・・・ここの部分だけはんだが付かない・・・」
(ビアホール+ベタGNDの箇所のはんだ付けをやりながら)
講師「その部分は、大きなベタGNDに繋がっていて熱が逃げやすいので
しっかりと温める必要があります」
受講者様「あ、確かにこっちはわりと簡単にはんだが付きますね・・・なるほど」
(ベタGNDなしの箇所のはんだ付けをやりながら)
ベタGNDやビアホールなど、配線パターンに違いを持たせてある基板ですので、
熱の伝わり方の違いをすぐに感じる事ができるんですね。
講師「ちなみに、コテの角度を浅くしたり、
少し揺らしたりしてはんだが付きやすいポイントを探すのも一つの方法ですよ」
受講者様「そんなノウハウもあるんですね!」
このように、実情に近いはんだ付け教材を用いてパターンによる熱の伝わりの違いなどを体感していただきながらスキルアップ頂けるように講師・スタッフ一同、日々頑張らせて頂いております!
また、
はんだ付け講習・検定で使用している1級の基板は以下リンク先で購入することも出来ます。
基板実装微細 (1級)はんだ付け検定用実技教材 1セット2組入り
https://handatsuke.com/SHOP/4003.html
また、2級の基板やラグ端子、D-subコネクタの課題も購入できます。
基板実装(2,3級)はんだ付け検定用実技教材 1セット2組入り
https://handatsuke.com/SHOP/4002.html
Dsubコネクタ・ラグ板ケーブルはんだ付け教材 1セット2組入り
https://handatsuke.com/SHOP/4001.html
これらの教材を用いて、事前にご自身の苦手ポイントを確認したり、
製作するのにかかる時間はどれくらいかを把握しておくと
講習・検定当日のスキルアップ効果が向上するのでお勧めです。
それでは皆様、明るいはんだ付けを!