品川にてはんだ付け講習開催中
本日(2023.11.1)は東京都品川区の都立城南職業能力開発センターにて
はんだ付け講習を開催しております。
15社より20名様にご参加頂いております。
講習時、上記のように 参加者の方(右側の方)が作業をされた接合部を講師が顕微鏡で確認し
その後 参加者の方に顕微鏡で見て頂きながら フィードバックを行います。
2級、3級は顕微鏡を見ながらの作業ではありませんが
はんだ付けをされた後、顕微鏡で確認して頂くことで自分では気付かない不具合が
見つかる事が多いです。
熱のかけ過ぎ、熱不足による馴染み不足、部品の酸化やフラックス膜の異常などは
顕微鏡を使わなければ見えません。
チップ抵抗端子濡れ不良
例:チップ抵抗の接合部も顕微鏡で確認して頂きます。
顕微鏡で確認することで上記のような不具合が確認出来ます。
不具合の内容:端子上面がまったくはんだに濡れていない状態です。
抵抗の端子のメッキがそのまま残っています。
フィレットが形成されていても、端子の下面だけで
接合されている
信頼性の低いはんだ付けと判定されます。
こて先を抵抗の電極部に当てていない、または、触れた時間が短すぎて、
電極部に熱が伝えられていないのが原因です。
※検定結果報告書では各不具合箇所の写真と共に上記のようなコメントを
書かせて頂いております。(デジタルマイクロスコープで撮影)
明日の午前中は1級の講習(微細部品の実装)、
午後は1級~3級の検定を実施します。
今後の講習・検定のスケジュールはこちらをご参照ください。
それでは明るいはんだ付けを!