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はんだ付け講習・検定 @滋賀協会 レポート

皆様こんにちは!

本日(2024/8/23)も昨日に続き、滋賀県のはんだ付け協会セミナールームにて
はんだ付け講習検定を行っております。

本日午前中は1級受講の方向けのQFPや1005サイズチップなどの微細部品のはんだ付け講習です。

普段アキシャル部品基板の修理などを行われている受講者様がお見えでしたが、
100ピンQFPのはんだ付け実習の際、はんだが付く箇所と付かない箇所が発生してしまい
とても苦労されていました。

QFPのはんだ付けをする際のポイントとして
「コテ先を当てる力加減」
があります。
コテ先と基板の間に溶融はんだが挟まるように軽くコテを持つようにしないと
熱が基板に伝わらず、はんだが供給されていきません。
また、コテ先の角度も同様で、コテ先が適切に当たるように角度を水平垂直に微調整する必要があります。

ほとんどの方が、力の入れすぎであったり、コテ先の角度が悪かったりする事が原因で、はんだが付く箇所と付かない箇所が出てきてしまいます。

他にも、フラックスの塗布のしすぎも注意です。
フラックスの沸騰により気化熱を奪われてしまい、基板や端子の温度上昇がされず
はんだが流れにくくなることもあります。
フラックスの効果に気付くと、たくさんフラックスを塗りたくなりますが
塗りすぎも良くないのです。

こういった事を科学的に想像しながらコテ先を動かしていく必要があることを
アドバイスさせて頂きました。

QFPのようなはんだ付けの難しい部品は前もって練習を出来ればいいのですが、
教材を準備する手間や費用といった面からなかなか自社で難しい面も多々あると思います

はんだ付け講習で準備している教材は
3216サイズ部品やSOP-ICなどの表面実装部品、
また、QFPや1005などの微細な表面実装部品、
そして、DIP-ICやアキシャル・ラジアル部品などと多岐にわたる部品を
ひとつの教材で練習できるように設計してあります。
また、GNDパターンやスルーホール、サーマルパッドなど
実情に即した教材となるようにパターンに工夫を施してあります。

そして、講師は受講者様の作業を見ながら、前述の例の様に
はんだ付け箇所に応じて適切なアドバイスをさせて頂いております。

受講者様アンケートのお声を拝見したところ、以下のようなお声がありました。

🎤「知らないことが多く、普段何気なくしている事も奥が深かったので、もっと上達したいと思いました」

普段、何気なくしているはんだ付けも、先述のように
理論立てて理解して練習すれば、実際の作業時に役立つスキルを得る事が出来ます。
また、製品の品質向上や作業効率の向上など、職場で大いに活用することが出来ます。

是非、はんだ付け講習・検定にご参加いただき
職場で活用できるはんだ付けスキルの習得をしてください!

昨日のブログでもお知らせしておりますが、
以下、今後のはんだ付け講習・検定の予定となります。

9月の滋賀県での講習・検定は 満席となりました。
10月、11月は残席ございます。

それでは皆様、明るいはんだ付けを!

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