電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習 レポート
皆さんこんにちは!
10/9~11に滋賀県の協会セミナールームにて「電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習」を行いました。
3社から4名様に受講頂きました。
今回ご参加頂いた方は、クラウドサービス関連、回路設計・試作品製造関連、メッキ関連の3種類の企業様になります。
参加動機をお伺いしたところ、
🎤IoT関係サービスの開発を行っています。
RaspberryPiを用いて周辺回路の試作をすることがあるので
電子機器の製作を体系立てて学びたかったので来ました
🎤IoTを会社でやろうとしていてその為のスキルアップで来ました。自身はソフト屋です。
🎤会社のWEBサイトで電子機器組立ての資格を持っている人が居ることを載せて
社外にアピールしたいと考えています。
🎤技能検定は全く初めてで、はんだ付けも会社でやっていません。
会社で新部署を立ち上げる予定で、その準備のため受験を薦められました。
IoTなどの開発関係をなさっていて、電子機器の製作について学びたいという皆様がいらしています。
これからもっとクラウドサービスやAIなどと電子機器がリンクして、世の中にますます便利に活用されていくのが楽しみです。
さて、電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習では、
プリント基板のはんだ付け、ワイヤーハーネスの製作、シャーシの組付けなど
電子機器を一通り製作する電子機器組立ての作業を3日間かけて行っていきます。
ワイヤーハーネスを作る作業では、
結束バンドを用いて配線の束を縛り、ハーネスの形を作っていきます。
その中で、結束バンドが途中で足りなくなってしまうという事例がありました。
束線を結束バンドで縛る際、釘の隙間の狭い空間を縫って
結束バンドを差し込んで縛っていくのですが、
この部分は、縛る位置を間違えやすいです。
同じ箇所を2回縛ってしまうなどすると、間違った結束バンドを
切断して新しいバンドで縛りなおすのですが、その回数が多いと
支給されている結束バンドの数が足りなくなってしまい、
本来縛らなければいけない箇所が縛れないという事になってしまいます。
技能検定試験の本番では、
部品が足りない・無くしてしまったといった場合は、
申請すれば部品供給を受ける事が出来ますが、
大きな減点となってしまいますので注意が必要です。
しかし、縛らずそのままにしておくと、この後のからげ作業の際に束線の接続ミスなどを誘発してしまい、結果的に動作不良の原因につながります。
動作不良は致命的ですので、結束バンドが足りなくなったら
供給を受けて修正しましょう。
結束バンドで縛る際は、前に縛った結束バンドと釘の位置をよく確かめていれば
こういったミスを防ぐことが出来ます。
結束バンドの支給されている数も結構ギリギリの数が支給されていますので
失敗しないように注意をしましょう。
ネットの情報をみると、電子機器組立て2級へチャレンジされている方の年齢層は
若い方から40歳以上の方まで幅広くチャレンジされているようです。
「電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習」の詳細は、
下記ページを参照ください。
皆様のご参加をお待ちいたしております!
それでは皆様、明るいはんだ付けを!