2020-8.6,7 はんだ付け講習会・検定試験を開催
2020年8月6日、7日 1、2、3級はんだ付け講習会・検定試験を開催いたしました。
会場は品川シーサイド駅近くの東京都立城南職業能力開発センターです。
参加人数は個人の方から企業の方々まで、計15名です。
ご参加頂いた企業様の事業内容は以下の通りです。
・医療機器の研究開発
・電力関係、鉄道関係向け配電機器製造
・オーディオ、ヴィジュアル機器の製造
・エレクトロニクス関連機器の製造
など
各種のISO関係において社内外で指導的立場にいるため、
20年ぶりに「はんだ付け」をおこなったと言う方から、
個人でご参加頂いた方の中には学校の技術系教師の方もおられました。
← Myマスク持参で気合いを感じます
中でも、最近の企業内で活発に行われている多能工化のため、
「はんだ付けを勉強しに来ました」という方に驚いてしまいました。
これは今のものつくり日本の現場で「はんだ付け」を教えられる方々が、
間違いなく減少している証拠です。
製造会社は本来、長年の知識とノウハウ、特に「匠的要素が含まれる職人の技術」を、
「会社の宝」として守って来ました。
しかし、昨今の製造現場は海外移転等により技術の流出が加速され、
優れた技術(社内で職人的技術)の保持者が失われてしまいました。
そのため、匠的技術の継承者の不在を招き、
受け継がれるべき技術の空洞化となっています。
「はんだ付け」に関してお困りの際には是非ご相談頂ければ幸いです。
当協会ではこの由々しき事態を鑑み、日本のものつくり技術の根幹を成す
「はんだ付け」に特化して「匠の技術の継承と発展」をめざして参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
今回のように東京の公開会場や、大阪の公開会場での、はんだ付け講習会・検定、
滋賀協会内での、はんだ付け講習会・検定も開催を予定しています。
GH.