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企業様向けの「はんだ付け出張講習」とは?

皆様こんにちは。
NPO日本はんだ付け協会 講師の大堀です。

新年度を迎え、直近の数か月中に企業様へ直接出張して行わせて頂く「はんだ付け出張講習」が急増しています。そこで、「出張講習って、何?」と思われる方が多いと思いますので、今回はその疑問に少しでもお答したいと思います。

簡単に申しますと、
講師が直接指導に伺って「はんだ付け技術の向上をお力添えする」ことになります。

例えば、この時期では「新入社員の研修プログラムの一環」としてご依頼頂くことが多いのですが、他にも、ISOの「特殊作業に関する教育(特殊行程)」や、鉛フリーはんだを導入する際の「はんだ付け技術習得」、「実際に業務で行っているはんだ付けの中で実装に特化した講習」など、理由は多岐にわたりますが確実にスキルアップされたい業務の内容に焦点を当てたカスタマイズ講習が可能になっている点が最も特筆する点です。

詳細はこちらの「はんだ付け出張講習」とは?で説明していますので割愛させて頂きますが、日本の高度成長期からすでに半世紀以上が経過して、「はんだ付け職人」と言われる企業内でも一目置かれた人々が定年を迎え退職される時期と重なります。世間で言われる失われた20年の間に日本国は多くの貴重な技術が海外へ流出してしまいました。はんだ付け技術(SMD実装技術)も例外ではありません。現代における超大量生産品の多くは中国を筆頭にしたアジア諸国が世界シェアの大半を握っています。

今思えば90年代のバブルが崩壊する前に「技術の空洞化」が必ず来る。と警鐘を鳴らす有識者がおられたことをはっきりと覚えています。今の現状を鑑みるとまったくその通りだと私は思います。

このままでは日本国の大切な技術が限りなく失われていくと言っても過言ではありません。
これに気づき、行動を起こされた企業様から毎年常にお声を頂くのが、この「はんだ付け出張講習」なのです。企業様にとっては大変重要な位置づけとされておられ、大げさかもしれませんが企業の、いえ日本国の将来を見据えての活動とされている感を強力に感じています。

当協会では日本全国でおこなっている会場での「はんだ付け講習・検定」のみならず、個々のご要望にお応えするべく「はんだ付け出張講習」をおこなっております。

この時代と共に歩んで来た当協会の講師陣だからこそ、この緊急事態に真剣に対峙することを使命と心得ております。ですので、もし「どうしょうかな?」と、お悩みの際には何でもご相談ください
協会スタッフ一同、ご連絡をお待ちしております。

また、外国人実習生向けの特別プログラムも用意しています。
実習生本人のみならず言葉の問題から始まり、何をどう始めればよいのかといった壁が受入企業の担当者様の大きな負担になっています。その壁を少しでも取り除くために用意させて頂いておりますので是非ご利用頂ければと思います。

当協会では「外国人研修生/技能実習生向け講座」を出張講習または当協会セミナールームでの貸切にて開催することも可能です。ご検討頂ければ幸いです。

(ここからは余談ですがちょっとした思いがございまして…)
今月からNHKで「新・プロジェクトX」が始まりました。
世紀の狭間のたった5年間しか放送されていなかったのですが、当時の私には衝撃的な番組でした。今こうして第二次産業に携わっているのも、この番組が影響していたのかも知れません。
そんな思いのある番組が再登場ですので、これは日本国を盛り上げようとする国策なのか?などと勝手に妄想しています。(苦笑)しかしながらその根幹を支える「はんだ付け技術」を是非皆様にも知って頂きたいと、動機が単純であるが故に芯のブレもありません。自分達の技術に自信が持てる社会(国家)を目指そうではありませんか!(ちょっと大きなことを言い過ぎていることを自覚していますので許してください)

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