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技能検定 電子機器組立ての受験資格について

皆様こんにちは!
本日は技能検定電子機器組立ての受験資格についてのお話です。

電子機器組立てを受験するために必要な受験資格として「実務経験」があります。

受験する級にもよりますが、電子機器組立て2級については2年以上の「実務経験」が必要とされています。

ご参考:厚生労働省ウェブサイト

※受験される方の学歴や職業訓練経験によっては、
実務経験が免除されるケースもあります。
また、電子機器組立て3級にすでに合格していれば、実務経験なしに受験が可能です。

さて、電子機器組立てを受験するために必要な「実務経験」ですが、
具体的にはどういった実務経験が必要になるでしょうか。

以下の厚生労働省のウェブサイトに「検定職種に関する実務経験」の記述があります。

ご参考:「検定職種に関する」の範囲について

※実務経験の詳細については、各都道府県の職業能力開発協会にて個別に判断しているそうですので、ご注意ください。

上記サイトを確認すると、「現場における作業のみならず、管理、監督、・・・」と記述されています。

「現場における作業」といえば、即座に思いつく具体的な例として、以下のようなものが挙げられるでしょう。
 ・電子機器の組立て:パソコン、スマートフォン、家電製品などの組立て作業。
 ・電子回路基板の製造:プリント基板への部品実装やはんだ付け作業。
 ・電子機器の修理・メンテナンス:故障した電子機器の診断と修理。
 ・電子機器の設計:電子機器の設計、図面の作成や修正。

また、「管理、監督」も含まれることを考えると、以下のような実務経験も受験資格として認められる可能性が高いです。
 ・製造工程の管理:生産計画の立案や進捗管理。
 ・品質管理業務:製品の品質基準の設定や検査結果の分析。
 ・安全管理:電子機器製造作業環境の安全確保やリスクアセスメント。
 ・技術サポート:製品に関する技術的な問い合わせ対応。

「管理・監督」を行っている方は、電子機器製造の一般的な全体像を知り、習得しておく必要性を感じておられ、電子機器組立てに合格することでスキルの証明としたいとお考えの方が多いと思います。

しかし、実際に現場で作業をする機会があまりないため、合格するためには、
試験までにしっかりと練習を行う必要があります。

まずは、電子機器組立ての課題の内容をしっかりと把握する必要がありますが
課題の作業工程がとても多く、それを把握するだけでも非常に時間が掛かります。

当協会の電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習では、
実際の課題の製作を一通り行いますので、全体の作業工程を把握することができます
また、試験の際は決められた制限時間で課題を完成させる必要がありますが、講習では
その為の時間短縮のノウハウなどもお伝えしております。
そして、試験会場へは工具を自分で持ち込む必要もありますが、
電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習 にご参加いただいた方には、
講習で用いた工具の一覧表も提供させて頂いておりますので、工具を準備する際にご活用頂けます

このように、試験当日まで計画的に事前練習を行うまえに、電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習に参加頂ければ、そのあとの事前練習も更に効果的に行う事ができ、合格へグッと近づくことが出来ます。

では、「現場における作業」を行っている方は安心かというと、実はそうでもありません。

現在、現場で作業をする際にはんだ付けを行うプリント基板は、ほとんどが緑色の
ソルダーレジストが施されている基板にフラックスを塗布してはんだ付けを行っていると思います。

しかし、電子機器組立ての課題ではんだ付けを行うプリント基板は、
ソルダーレジストが施されていない生基板
です。
さらに、塗布するフラックスは使用してはならないという試験時のルールが設けられています。
そのため、糸はんだに封入されているフラックスだけを用いてはんだ付けを行うことになるので難易度が高いです。

当協会の電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習では、eラーニングを用いてはんだ付けの理論を順序立てて学び、そのうえで実際のはんだ付けの基礎を身につけていきます。
そのため、糸はんだのフラックスを適切に使ってはんだ付けするにはどうすればよいか、などを自分で考えながら作業が出来るようになり、電子機器組立て2級実技合格への近道となります

そのようなことから、現場で作業されている方も、試験当日までの計画的に事前練習をしっかりと行わないと、合格は難しいです。

※技能検定実技試験の実施日と事前練習を行い始めるタイミングについては、こちらのブログでまとめてあります。

現在当協会では、電子機器組立て2級 実技試験 合格対策講習を、
2025年4月9日~11日の日程で実施予定で募集を行っております

上記日程の講習へご参加頂き実技試験のポイントや勘所を掴んで頂ければ、例年実技試験が行われる6月~9月までの間に自主練習を行う計画を立てやすいかと思います。

現在の募集残席は4名です(2/6時点)。
先着順となりますので、参加をご検討の方はお早目にお申込みください

皆様のご参加を講師一同お待ちいたしております!

それでは皆様、明るいはんだ付けを!

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