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外国人研修生向け「随時3級 電子機器組立て」出張講習(静岡県)を開催

皆様こんにちは!講師の大堀です。
今月は静岡県島田市の家山電子工業株式会社様にて、外国人向けの技能検定「随時3級 電子機器組立て」の実技試験対策出張講習会を開催させて頂きました。
以前より継続して当協会の外国人実習生向けの出張講習会を開催させて頂いている企業様です。

(大井川鉄道様のHPより拝借)
大井川鉄道の家山駅近くに社屋を構えておられるので蒸気機関車が走って来たらあの独特な機械音で気が付くだろうと思っていたのですが、全く気が付かないまま講習が進みました。

今回、フィリピン国からの研修生3名様のご参加となりました。
日常会話の日本語は大丈夫ですが、専門的な内容になると少し伝わりにくくなるのが否めない所なのですが、英語でコミュニケーションが取れるので大きな問題も無くスムーズに講習が進みました。

随時3級の講習会は二日間になります。
初日は、はんだこてのメンテナンス方法から始まり、基板の部品実装までを行います。
表面実装部品を含む全ての部品を実装します。

毎回同じ事(大変重要だから)を言っていますが「はんだこてのメンテナンス?」と、思われると思います。道具が仕事をしますのでケアが大切なことは大昔の大工さんも知っていることですよね。

二日目は、シャーシの組立てからフォーミング、電子回路の調整・動作確認を行い完成させます。
そして続けて2台目の製作では、実際の試験時間を意識して製作を行います。必ず時間が足りないことを痛感する瞬間で、基板の実装が終わるくらいでほぼ時間切れになります。(シャーシの組立て、組込み、調整までが試験課題です)

そして、どうしても抜けがちな作業開始前の「前準備」と終了後の「後片づけ」をしっかり行うこと。「礼」に始まり「礼」に終わる日本的感覚を持つことも大切です。始めから最後まで気を緩めることなく遂行する気力・意識が結果に大きく表れると言っても過言ではありません。

講習会も後半になると、実習生側から質問が沢山出ました。なぜこうなるのかを納得しないと理解もできないし習得もできないものですから、すごく成長されているなと実感しました。

検定試験は2週間後とお聞きして、時間がない反面、全集中で内容を復習して練習を行えば合格できる技量をお持ちですので大変期待しています。みなさん落ち着いて頑張って下さい!陰ながら応援しています。この度も熱いご対応を頂き、こちらこそありがとうございました!


当協会では総合的な作業を通して有効にはんだ付けを習得できるよう厳選した内容で講習をおこなっております。検定試験までに時間があまり無いなど、ご担当される方の一助になれる内容に努めておりますので、外国人研修生向けの随時3級や基礎級の受験をお考えの際には是非一度お問い合わせください
お問い合わせをお待ちしております。

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