アキシャル部品の足カットは、はんだ付けの後?前?
皆様こんにちは!
本日も昨日に続いて、城東職業能力開発センターにて
はんだ付け講習・検定の1~3級を開催しております。
今回ご参加の方の話をお伺いしているなかで
「ある自社製品の設計・試作を行っているんです」
という方がお見えでした。
設計・試作のフェーズでは、サイズの大きめのアキシャル・ラジアル部品などはまだまだ現役です。
(回路検討段階では、ブレッドボードなどにも挿し込めるのでアキシャル部品は便利ですよね)
↑こちらは、アキシャル部品(ダイオード)の足をカットしているシーンです。
技術が進歩した現代では、非常に小さな微細部品などが増えてきておりますが、こういったアキシャル部品が使われている箇所もまだまだたくさんあります。
カットした部品の足をはんだ付けしていきます。
この際、はんだ付けをしてから足をカットするのはご法度です。
なぜだかわかりますか?
カットした際の大きな応力が部品に残り、後にはんだ部に不具合を起こしてしまうためです。
アキシャル部品のはんだ付け時にもこういったノウハウがたくさんあります。
古い装置の補修などを行う際にも、アキシャル・ラジアル部品のはんだ付けを扱うことはよくあります。
はんだ付け講習・検定で、ぜひ学んでいただければと思います。
2日目の午前中は、QFPのはんだ付けです。
顕微鏡を見ながらとても細かいはんだ付けを行っていきます。
ひととおりはんだ付けが完了したら、フラックスを掃除するのですが
「フラックスを掃除しても取り切れないんですよね・・・」
とのご相談を受講者様から頂きました。
基板を拝見すると、確かにフラックスが取り切れずにたくさん残っています。
フラックスを除去する際にはIPA(イソプロピルアルコール)と歯ブラシを用いて除去するのですが、歯ブラシを見ると・・・
歯ブラシに、フラックスがたくさん残ってしまっていました。
(左はきれいな歯ブラシ、右がフラックスが残った歯ブラシ)
「歯ブラシも時々きれいに掃除してあげたほうがいいですよ」
「あっ、そこは気づきませんでした・・」
とても細かいところですが、こういった点はやってみないと気づきにくい盲点だったりします。
このように、ただはんだ付けをするだけでは気づきにくい事を
いろいろなアプローチで皆様に伝えることが出来るように
日々頑張らせて頂いております。
2024年5月池袋でのはんだ付け講習・検定残席情報です
2024年5月の 東京都豊島区池袋で開催予定の
はんだ付け講習・検定の残席情報をお知らせいたします。
残席数
1級 講習:満席 検定:2席 講習と検定のセット:3席
2級 講習:1席 検定:3席 講習と検定のセット:3席
3級 講習:満席 検定:満席 講習と検定のセット:満席
(2024/3/15 15:00時点)
詳細・お申込みはこちらからご確認ください。
2024年4月 東京会場の空き情報です
■ 2024年4月19日 1~3級 検定 東京都立 城南職業能力開発センター(品川区)
【2級】 検定のみ 1席
【1級・2級・3級】 再受検:筆記のみ 1席
(2024/3/15 15:00時点)
詳細・お申込みはこちら
■はんだ付け検定の詳細等は下記リンクから確認することが出来ます。
■今後のはんだ付け講習・検定スケジュールと残席
こちらから確認できます。
皆様のご参加、講師一同お待ちしております。
どうぞよろしくお願い致します。
それでは皆様、明るいはんだ付けを!