JR東海さん 浜松工場で講習会
こんにちは。はんだ付け職人です。
JR東海さんの浜松工場にはんだ付け講習会でお邪魔しました。
東京ドーム4つ分という広大な敷地に、400mもある新幹線が丸まる7本も収納出来る
巨大な整備工場がいくつも建っています。
(25m×16両だそうです)
JR東海さんからは、既に数名の技術者の方が滋賀県に受講に来られておりまして、
今回は、その振り返り講習会と、現在はんだ付けでお困りの作業を
質問いただき、アドバイスさせてもらうという内容でした。
鉄道は、人命を預かる乗り物ですから、基板や電子部品も定期的に
点検・交換をされているわけですが、中には、非常に交換が難しい電子部品も
あるわけです。
事前に文面で交換方法をお伝えしていましたが、なかなか上手くいかなかったようで、
「ほんまに上手いこといくんかいな?」という空気感の中、
微妙に伝えきれていない熱の伝わり方や、注意点を実演しながらお話して
難なく交換することが出来ました。
「おお~っ!」とどよめきが起きまして
「ほんまに出来とるんかいな?」
「出来とるやんけ!」
と確認して頂けました。。
(ほんとは、浜松はもっと上品な言葉をお使いでした・・)
今後も継続して 難易度の高い保守作業に当たられる技術者の方が
講習・検定にご参加予定とのことでした。
帰りに、整備中の新幹線を見学させていただき、
運転席にも特別に入らせてもらいました。
以外に狭くて、基本一人だけが運転席に座るそうで、窓も小さいため前方の風景は
運転手からはほとんど見えないそうです。(早すぎて見えない)
(ほとんど計器だけを見て運転するそうです)
浜松工場には、見ると幸せになれるというドクターイエローが住んでいるそうですが
今日はお出かけのようで見ることできませんでした。残念。
講習会が終わって、JR浜松駅から新幹線に乗るわけですが、
浜松駅には、なんとピカピカのグランドピアノが飾ってありました。
周囲には誰もいなかったので、そお~っとのぞいてみると、
小さく「自由にお弾きください」と書いてあります。
(Shigeru Kawai SK-3の銘がありました)
新幹線の時間にはまだ30分ありましたので、
周囲に誰もいないことを確認して、思い切って弾いてきました。
2022年7月9日に設置されたところだったようです。
ステージの中央の白い台にあるスイッチを押すと、
弾いている曲に合わせて美しい音の効果音が右の響板から鳴りまして、
オーケストラで弾いているような錯覚を与えます。
https://www.kawai.co.jp/news/20220711-2/
曲は、いつもの Merry Christmas, Mr. Lawrence です。
ご夫婦が一組だけ足を止めて聴いてくれました。