福島県新白河駅近くの企業様ではんだ付け講習会
こんにちは。はんだ付け職人です。
12月10日 福島県白河駅近くの企業様で共晶はんだ(鉛入り)での実技講習会を行ってきました。
すっかり鉛フリーはんだが定着し、世の中ほとんどが鉛フリー化されたかのように
思われがちですが、意外に共晶はんだを使用している会社は多いです。
例えば、電力や公共交通機関などのインフラに使用されている機器、
航空、宇宙関係の分野、防衛関係の分野、医療関係の分野、
測定機器の分野など、
人命に直接関わるような高度な品質が求められる分野では、
まだ鉛フリーはんだの使用が認められていません。
というのも鉛フリーはんだは、登場してからの歴史が浅く、
10年後、20年後、30年後に品質が保証されるのか?
という検証が、まだ完了していないからです。
今回、講習を依頼された企業様も基板やケーブルのはんだ付けを
扱っておられますが、こうした分野で使用される製品を製造されています。
今回、講習を受講された目的は、「はんだ付けスキル フォローアップ研修」
でしたが、受講されると具体的には次のような効果があります。
1:はんだ付けの良否を判断できるようになる
2:はんだ付けの道具選び(ハンダゴテ、コテ先の選定)の重要性が理解できる
3:適正なはんだ量を理解して体得できる
4:コテ先の形状の使い分け方を実体験できる
5:コテ先の当て方、糸はんだの供給ポイントを具体的に理解できる
6:コテ先が酸化しているとはんだ付けが上手くできないことを理解し、
メンテナンスが出来るようになる
7:糸はんだの太さの違いにより、品質が変わることを体感できる
8:はんだ付け部をどうやって約250℃にコントロールするのかが
具体的事例で理解できる
9:はんだ付け作業に自信が持てる
10:はんだ付けが楽しくなる
はんだ付けの教育でお困りの方はご気軽にご相談ください。
私の住む田舎とよく似た風景でほっといたしました。