京都大学 防災研究所にて、はんだ付け講習を行いました
京都大学 宇治キャンパスにて
こんにちは、はんだ付け職人です。
昨日は、京都大学 防災研究所(宇治キャンパス)にて、はんだ付けの実技講習を行ってきました。
受講者は16名。研究・実験・保守など、それぞれの研究室で電子機器に関わっておられる方々です。

講習では、
・ハンダゴテのコテ先の状態の重要性
・コテ先の形状と熱の伝え方の違い(実際に体験・体感)
・基板パターンの違いによる熱の逃げと温度上昇の違い
・糸はんだの送りスピードによる、はんだ溶融温度のコントロール
・表面実装部品の部品に安全な実装方法
・表面実装部品実装の際の大原則
・予備はんだの意味と重要性
・はんだの仕上がり状態から見る、適正なはんだ量と適正な熱量の見分け方
・適切な道具選びの重要性
といった、基礎だけれど見落とされがちなポイントを中心に、実習を交えながら進めました。

実習中は質問も多く、
「普段やっている作業の、どこが引っ掛かっていたのか」
「なぜうまくいかなかったのか」
そういった点が、一つひとつ言葉になっていくのが印象的でした。
アンケートでは、次のような声をいただいています。
☆はんだ付けは仕事ですることがあるが、自分のやり方が正しいのか分からず、これで良いのか悩みながらしていた。それを正しい知識を学ぶことができて、今後、はんだ付けをするのに少し自信がついた。
☆実習を通して、たくさん質問させて頂き、これまでの困り事が解決できた。基礎を学ぶとはんだ付け作業がいつもよりかなりスムーズになった。
☆コテ先でうまくハンダがとけないことに悩んでいました。酸化の仕組みが分かり、今後の作業改善に非常に役立つ内容でした。
☆普段やっているはんだ付けで、間違った知識でやっているところに気づけてよかった。
☆今回の講習を受けて、今後に向けて、ハンダゴテを新しく買い変えるなどしていきたいと思いました。復習しながら業務に活用していきたいです。

はんだ付けは、派手な技術ではありません。
ですが、基礎を理解しているかどうかで、作業の安定感は大きく変わります。
今回の講習が、日々の業務を少しでも楽に、確実にするきっかけになれば幸いです。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
「はんだ付け」に関してお悩みの方がおられましたら是非、当協会にご相談下さい。
出張講習会のみならず、全国各地ではんだ付け講習・検定を開催しております。
もちろん今回のような出張講習会も行っておりますので最も適した方法をご提案させて頂きます。









はんだ付け検定 認定者在籍マークは、はんだ付け検定合格者が在籍しており、はんだ付け作業に従事していることを当協会が認定したことを示すマークです。