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広島県広島市の企業様で出張講習を開催しました。

こんにちは、はんだ付け職人です。
昨日は、広島県広島市の企業様で講習会を開催いたしました。

この企業様では、数年前から公開会場にて数人が講習会を受講されています。
今回、人数がまとまったことと、一気に社内のはんだ付けレベルを向上するために
出張講習をご希望されました。

今回の受講者の方は、普段あまりはんだ付けする機会は無いそうですが、
時々、スルーホールへの挿入部品やケーブルをはんだ付けすることがあるそうで、
いざ、はんだ付けを行うときのために、知識と技術を習得されるのが目的です。

ラグ端子のカラゲはんだ付け教材の様子

ラグ板は、ラグ端子が基板にハトメで留めてあるだけの非常に簡単な教材ですが、
はんだ付けに必要な知識を持っていないと上手くはんだ付けすることが出来ない
意外に難しい教材です。

カラゲは、リード線をラグ端子に密着させて巻き付けないと、熱が伝導しないので
リードにはんだが馴染まなくなります。

ラグ端子は、先にコテ先を当てて加熱すると、温度が高温になりすぎて
フラックスが即蒸発してしまうため、はんだが端子裏側にまで流れません。

コテ先は、端子とリードの両方に接触させて当てないと、
当たっていないほうの熱量が不足してなじみが悪くなります。

糸はんだは、コテ先の上で融かすと、端子やリードにはんだが流れません。

フラックスを長時間働くようにするには、糸はんだを素早く送り込んで
溶融はんだの温度が上昇しないようにコントロールします。

他にも気を付ける点は、たくさんありますが、
こうした知識がないと、オーバーヒートや、なじみ不良が発生します。

ラグ端子オーバーヒート

ラグ端子熱不足なじみ不足

ラグ端子はんだ量過少なじみ不足

こうした解説を行いながら、正しいはんだ付けが出来るよう、
コテ先の選定や、糸はんだの線径を選び、実際にはんだ付けを行って体得していただきます。

次回 東京での開催は 2024年2月8日-9日、
同じ東京都立中央・城北職業能力開発センターにて開催予定です。

残席が少なくなっておりますがまだ空きがございます。
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ございます。

 

 

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