スマホの修理を行うには何級レべルのスキルが必要?
タイトルのようなお問い合わせを スマホやゲームの修理に従事されている方から
いただきました。
「将来的にニンデンドースイッチやandoroid端末のタイプC充電口のはんだ付け作業を
行う場合、レベルとしては何級を目標にすれば良いでしょうか? 」 といったご質問です。

↑↑↑ 1級の検定部材のひとつ、実装基板に部品(微細部品を含む)が実装されている状態です。
実際に、当協会のはんだ付け講習・検定は スマホの修理会社に皆様も多く利用頂いております。
また、今後同様の業務に従事することをお考えの皆様もいらっしゃると思いますので
ご参考までに 当協会からの回答をお伝えいたします。
回答内容:
ニンテンドースイッチや android端末のタイプC充電口のはんだ付け作業を
目的とされている場合に、何級が相当するかとのご質問ですが、
上記の作業は、はんだ付け作業の中でもかなり難易度の高い作業となります。
はんだ付け作業と、はんだ付け部のチェックには実体顕微鏡の使用が必須となります。
また、はんだ付けに関する正しい知識も必要ですので
1級の技能は最低限必要です。
1級の技能を持った上で、さらに ニンテンドースイッチや
android端末のタイプC充電口にマッチした技能や道具が必要となります。
(1級合格がゴールではなく、スタートになります)
特にタイプC充電口については、ハンダゴテだけでは実装が出来ませんので、
その他の道具(リワーク機)や それに対応する知識が必要となります。
例えば1級の講習では、極小サイズの部品なのに、大きな熱量が必要な教材を
実装する実習を通じて、どのように考えれば、適切なはんだ付け条件を
作り出せるのか?
といったことを学びます。(スマホ等の修理に必要な知識・考え方です)
※はんだ付け検定の級別の情報や部材についての詳細はこちらをご参照ください。
参考になりましたら幸いです。