NPO 日本はんだ付け協会 > はんだ付けに光を!大洋電機産業(goot)さん訪問 レポート(2017.4.24)

はんだ付けに光を!大洋電機産業(goot)さん訪問 レポート(2017.

こんにちは、はんだ付け職人です。
今日は、国内のハンダゴテメーカーとして皆さんもご存知の
大洋電機産業(goot)さんを 先日、訪問させていただきました際のレポートです。
「goot」の名称のほうが、ホームセンターや学校の教材などで よく見かけますので
一般的かもしれません。

広島県福山市に本社を置く、ハンダゴテの老舗メーカーさんです。

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gootさんでは、現在RX-8**というシリーズを主力として

商品展開されていますが、 故スティーブ・ジョブズ氏をして
「この世で最も優れたハンダゴテである」と言わしめた 高性能なハンダゴテです。

(Apple社でも多数採用)

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RX-8**シリーズは、ヒーターとコテ先が 一体となった

カートリッジ式のハンダゴテですが、
特長は、ニクロムヒーターを採用しており、
極狭ピッチで小さく巻かれたニクロム線コイルが
コテ先の先端部に非常に近い部位に埋め込まれていることです。
このため、ハンダゴテのグリップから先端までの距離が
非常に短くなり、操作性を高めています。
また、カートリッジ式のコテ先は熱いままでも簡単に
交換できる構造になっており、コテ先の形状を 頻繁に交換できるのが優れものです。
さらに、熱電対(温度センサー)もコテ先の先端部に 極近いところにあり、
熱応答性を高めています。
gootさんでは、コテ先の製造も自社内作にこだわっておられるそうで、
自社内で5軸マシニングセンタを使って、 1個づつ削り出されています。
他社に比較するとコテ先の鉄メッキ厚が2倍近くあるため、
コテ先寿命も2倍近く長いのが長所です。
(純銅の上に鉄メッキ、通常200~300μm厚)
※鉄メッキが厚くなると、熱伝導性が悪くなるが、
小さく巻かれたニクロム線コイルを  コテ先先端に近いところに埋め込むことで
解決している。
さて本題ですが、gootの片岡社長さんとの会談で
はんだ付け協会は、はんだ付けの正しい基礎知識の普及を
目的として活動しているとお話したところ、

gootさんの食堂を、はんだ付けの講習会にお貸しいただけることに なりました。

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中国地方では、今まで講習会・検定を開催できておりませんでしたので

非常にありがたいことです。
(ハンダゴテは最新のRX-802ASを全員に使用していただけます)
日時は、2017年8月3日、4日 場所は、広島県福山市になります。
では、明るいはんだ付けを!

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