名古屋にてはんだ付け講習開催中!
本日は愛知県名古屋市の愛知職業訓練会館にて はんだ付け講習1~3級を開催しています。

愛知県では 2015年・2016年からしばらく開催しておりませんでしたが
2024年度より こちらの愛知職業訓練会館を会場にお借りすることが出来、
年2回の開催を再開いたしました。
日本の製造業をけん引する企業集積地での開催とあって
自動車メーカー、ロボットメーカー、鉄道関連、情報機器メーカー、
オーディオ機器メーカーなどから ご参加頂いております。

お話を伺う中、開発・研究職 と 修理業務 の方が多くいらっしゃいました。
新品の基板に部品を実装する場合、現在は、ほとんどがリフローやフロー槽などの自動化されたはんだ付け装置を使ってはんだ付けされています。こうした自動機では、大きな設備で十分な熱量を基板全体に加えることが可能です。
対して、ハンダゴテを使った修理では、ハンダゴテの熱だけ(補助的に予熱することはあります)を使って元のはんだを融かす必要があり、ハンダゴテの選択、コテ先の選択、コテ先の当て方、どの部分にコテ先を当てるか?など、基板と部品の状態をよく観察して試行錯誤しながら加熱する必要があります。
修理の現場では、「はんだ付け対象物に必要な熱量の見極め」と「その熱量をどうやって供給するか」「道具を選択する知識」「はんだ付けのスキル」が問われます。
1~3級のはんだ付け講習では リペア作業 としての時間はございませんが、一般的な電子部品をはんだ付けするために、十分なパワーを持つハンダゴテで、数種類のコテ先を使い分けて、良いはんだ付け条件を作り出す体験をしていただきます。
正しいはんだ付けを学んで、これらを応用して頂くことが修理業務の際の顕微鏡を用いた見極めや
微細な作業に役立ちます。
他には 学校で教鞭を取られている先生が参加されています。
コンピューター関係の授業をされる中、ご自分でも実際に電子工作(はんだ付け)を知りたいと
考え受講されました。
皆さまのお声を紹介させて頂きます。
🎤製品の開発・試作ではんだ付けを行うことがあって、そのスキルアップの為に来ました。
🎤はんだ付け作業のスキルアップの為に会社指示で来ました。試作を行う中で端子のはんだ付けを行う事が多いです。
🎤最終的に1級の合格まで行きたいと考えていて3級からステップアップで来ました。前回の受講に来るまでははんだ付けが全くできなかったので受講して役になっていると感じています。
🎤音響機器の修理をやっています。作業従事者は日本はんだ付け協会の検定を受けることに
会社内でなっているので来ました。
🎤前回2級不合格、リベンジに来ました。普段仕事ではんだ付けは配線を端子に引っ掛けてはんだ付けするのを少しやる程度です。
🎤社内で講習がありますが、社外でも講習を受けましょうという事になって来ました。
🎤普段からはんだ付けをやっている。主に電解コンデンサの交換をやっている。
🎤初心者です。社内で一度はんだ付けする製品を製造する機会があったが、
誰もはんだ付けのスキルが無かったので、流れてしまった。
今後、またそういうことがあったときに対処できるように参加しました。
🎤普段からはんだ付けをやっています。主に無線機の修理をしています。
日本はんだ付け協会の講習・検定をみんな受けており、会社で推奨されています。
🎤整流器の電解コンデンサを交換しています。
取引先からはんだ付けの資格を取得するようにとの事で参加しています。
🎤修理業務をやっています。
今年度は会社から2名受けるように言われて、2人目として受講。
はんだ付け上手くなって、皆に伝えたいです。
🎤はんだ付けは少しやる程度です。SWの端子に配線するなどが主。
基礎の習得のために受講しています。
愛知で参加されている企業様では 以前より滋賀の協会セミナールームや小牧市での開催時に
受講・受験頂いていた方が多く、その認定取得者の皆様が 企業内にてスキルアップの横展開を行っておられました。
愛知で開催する運びとなり 後進の皆様にご参加いただく機会を持てます事を嬉しく思います。
この度も太洋電機産業株式会社様に 治工具や外部講師としてご協力頂いております。