はんだ付けに光を! フラックスの働きを理解するための動画2
こんにちは、はんだ付け職人です。
今日も前回に引き続き、フラックスの働きについて理解するための実験動画をご紹介します。
前回、「フラックスって何のためにあるのか、なぜ必要なのかがわからへん!」
という質問を受講者の方からいただいたという話をしましたが、
今日は、フラックスの3つの重要な働き
1:金属の表面や融けたはんだ表面の酸化膜や汚れを科学的に除去する表面洗浄作用
2:はんだの粘度(ねばり)を弱くして、はんだの濡れ(流れ)を良くする
3:はんだコテを当てている間金属の表面を覆い、金属の再酸化を防ぐ
の3つの中の、
2:はんだの粘度(ねばり)を弱くして、はんだの濡れ(流れ)を良くする
を見た目で働きが見えるように撮影した動画です。
最初に融かしているのは、フラックが入っていないはんだです。
(千住金属工業さんのM705[Sn-Ag-Cu]ヤニなし)
フラックスが入っていないはんだが融けるとどういう挙動をするのかがわかります。
途中で、液体フラックスを塗布するとどう変化するのか?
さらに加熱を続けてフラックスが蒸発するとどうなるのか?
が、見た目でわかるのではないかと思います。
(フラックスが活性化している時間もわかります)
参考になりましたら幸いです。
では、明るいはんだ付けを!