検定合格率最新情報と合格率推移分析
皆様こんにちは。
本日は 2021年1月~2月のはんだ付け検定合格率 及び
累計合格率について報告をいたします。
☆2021年1月~2月の合格率
受験級
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受験者数
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合格者数
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合格率
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1級
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4 | 4 |
100.0%
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2級
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18 | 11 |
61.1%
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3級
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3 | 1 |
33.3%
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☆累計結果:はんだ付け検定開始(2011年7月)~2021年2月の累計結果
受験級
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受験者数
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合格者数
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合格率
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1級
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622 | 451 |
72.5%
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2級
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1422 | 961 |
67.6%
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3級
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516 | 354 |
68.6%
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1月~2月は例年稼働日に比例して講習・検定の開催日も少なく
「傾向」としてお伝えできるにはサンプル数が少ないので
今回は累計平均合格率より著しく低かった、または高かった合格率について
要因をお伝えします。
★3級 合格率33.3% 受講者数3 合格者数1
不合格要因1:時間不足による基板教材の未実装が多く見られました。
実際の業務と同じく限られた時間の中で正確に作業を仕上げていくことが求められますので
作業のスピードも技能の大切な一部となります。
時間的な制約からの焦りが生じますと同じ部品の出来栄えを比較しても
はんだ量や加熱時間にばらつきが生じます。
またそれぞれの作業にかかる時間から全体の時間配分をする事が大切になってきます。
そのためには落ち着いて自信を持って作業に望めるように
またスキルが安定するために練習が必要です。
講習の翌日を検定日に設定しておりますが まず最初は講習のみを受講頂き
少し練習を積んで翌月や翌々月に検定のみお受け頂くなど確実な合格を目指してください。
不合格要因2:筆記試験の不合格により 合格に至らないケースがありました。
実技の出来栄えは素晴らしく合格されましたが残念ながら筆記が不合格になるケースがございました。
筆記試験の平均合格率は約95%です。 事前のeラーニング視聴を数回繰り返して頂き
講習当日にお渡しするレジュメの復習を徹底して頂く事が対策となります。
★1級 合格率100% 受験者数4 合格者数4
合格要因1:2級から着実にステップアップされました。
約1年前に2級に合格された方が 今回1級に合格されました。
十分な期間を取って 1級の微細部品の実装に特化した練習をされた結果です。
合格要因2:通常業務で1級レベルの作業に従事されています。
いずれの合格者の方も共通して
・はんだの馴染み
・はんだ量のコントロール
・形の良いフィレット形成 をマスターされています。
基礎知識の正しい理解も上位級の合格には必須です。
通常業務で従事されている作業が 検定部材のレベル、内容と似ている場合は
当然合格率は高くなります。1級はこのケースが多いため合格率が高くなっています。
しかしながら多くの皆様が下記のようなケースです。
・これからはんだ付けに従事する
・これから社内ではんだ付けの指導をする
・現状は共晶はんだを使用しているが近い将来鉛フリーはんだにシフトする
そんな皆様が合格されるためには 下記の2つの方法をお勧めします。
1:自分の技量はなかなか図れないので講習と検定をセットでとりあえず受けてみる。
万一不具合になった場合は「検定結果報告書」をご活用頂き、
ピンポイントで指摘箇所の練習をし、改善の上 再受験→合格コース
2:まず講習のみを受講し 公式教材を活用し練習の後 検定を受験
コネクタケーブルはんだ付け教材 (1~3級共通)
基板実装はんだ付け教材 (2~3級共通)
基板実装微細はんだ付け教材 (1級)