はんだ付け検査員講習・検定 開催中
本日は はんだ付けの良し悪しを判断することの出来る方を養成するための
講習を開催しています。
受講されている目的:
・実際に作業はしないが、外観検査を担当される方
・製造・品質管理の指導時、的確なフィードバックが必要な管理者の方
・外注業者からの納入品の検査をされる方
業種:
・宇宙航空製品の設計・生産
・メカトロ製品の製造
・PC製造メーカー
・プリンター製造メーカー
・ソーラー関係
・防衛関係
3年以内にはんだ付け検定1級・2級の認定を取得されている方は
座学と筆記試験が免除されます。
ラグ板・Dsubコネクタ・基板の3種類を顕微鏡を使用して、検査を行って頂いております。
肉眼では、電極と端子が、ハンダの色と同化してしまい、
はんだ付けが出来ていると判断してしまう場合がございます。
※顕微鏡で撮影した、未はんだの写真
写真のように、顕微鏡を使用してはんだ付け部を拡大してみていただく事で、
馴染み不良、未はんだなどの致命的な不良を見つけることが出来ます。
受講者の方にお話を聞きますと、
「顕微鏡で見ると、はんだ付け部分が良く見えるので、不良箇所が解り易かった。」
「端子へのハンダの馴染み具合が最初は解らなかったが、拡大してみることで、
はんだの段差、色の違いなどが良く解りました。 肉眼では絶対に判断できなかったです。」
実際に顕微鏡を使用して頂き、見え方の違いと、判断の仕方をしっかりと学んで頂けました。
今回の検査員講習で、はんだ付けの不良の種類、検査方法を学んで頂けました。
検査だけでなく、実際にはんだ付け作業を行っていただく事で、
不良の原因、対策等、理解力を深めることが出来ます。
是非、はんだ付け検定も受験してみて下さい! スタッフY