品川 1級のはんだ付け講習(微細部品)・はんだ付け検定開始しました。
昨日に引き続き、
都立城南職業開発センターにて、
はんだ付け講習・検定を開催中です。
2日目の6月7日(金)は
午前:1級の課題 微細部品のはんだ付け講習
午後:はんだ付け検定 です。
2級.3級の方は、午前中に自習の時間を設けさせていただいております。
今回、1級の受講・受験者数は3名です。
小さな部品に苦戦されており、
コテへの力の入れ具合、コテの傾き具合など、
普段の使用しているコテ先との違いに、苦戦されていました。
※講習の様子
「はんだが融けないから、ついつい力を入れてしまう。」と講習中によくお聞きします。
コテに力を入れすぎますと、基板にキズを付けてしまったり、
レジストを剥がしてしまう原因になります。
コテの当てる位置と当て方がとても重要です。
午後からは、はんだ付け検定です。
筆記試験と実技試験の2項目があります。
筆記試験の勉強の為に、
皆さんお昼休みにレジュメとノートを確認されていました。
はんだ付け作業をするにあたり、はんだ付けの知識は必要になります。
理解力・応用力を高めるための座学は必須です。
当協会では
※実技講習を受講していただく前に、「eラーニング」を使用して、事前に、はんだ付けの基礎知識を学んで頂いております。
※eラーニング説明ページ eラーニング (はんだ付けの基礎知識講習)
筆記試験後は、はんだ付けの実技試験です!!
2.3級の方: 2時間
1級の方:2時間20分
制限時間内に、ラグ版・Dsubコネクタ・基板の
3種類を完成させていただきます。
教材はこちらです。
※検定の様子
時間配分も難しいですが、
行った後に不具合箇所を見つけていただく事も重要です。
時間内にすべてが完成していても、不具合箇所が多ければ意味がありません。
顕微鏡で仕上がり状態を確認して頂き、
不具合個所を修正していただく事も、検定での重要なポイントです。
肉眼では、はんだ付け出来ている様にに見えても、顕微鏡で見ると未接合になっている・・・
実際の現場での完成品でそのような事はあっていけません。
私も、はんだ付け後は必ず、顕微鏡で仕上がり状態を確認しております。
今回、お話しさせていただいた受講者の方から、
「我流でやっている部分が多く、はんだ付けの方法、認識を改めることができました。」と、
とても有り難いお言葉をいただきました。
講習中・休憩中でも、はんだ付けへのご質問や疑問をお受けしておりますので、
お気軽にご相談してください。
まだまだ、間違った認識がある、はんだ付け技術を、
より良い品質・正しい知識・技術の習得ができるように、
スタッフ一同、精進して参ります。