東京都 品川区 1級講習(微細部品)・はんだ付け検定 開始しました!
昨日に引き続き、
東京都品川区にある都立城南職業能力開発センターで
東京都では初の、はんだ付け講習・検定がスタートしました。
2日目の4月13日(金)の午前中は、最近パソコンや電子機器によく使用されている、
1005サイズのチップ部品やQFPのはんだ付けです。
1級受講者は、6名です。
中には、過去に顕微鏡を使用して、はんだ付けを行っていた
技術者の方もいらっしゃいました。
※微細部品の講習の様子
1級の講習は、肉眼ではんだ付けをすることが困難になります。
顕微鏡を覗きながらはんだ付けをする難しさや、
小さくなることで、融けたはんだが表面張力の影響を大きく受けるため、
はんだが端子に流れる挙動を観察しながら、はんだ付けをするといった、
2級,3級には無い、難しさがあります。
コテの当て方や動かし方、はんだの量の確認を行いながら、
講習を進めていき、終わるころには、微細部品のはんだ付けを習得していただけました。
午後からは、はんだ付け検定です。
はんだ付け検定は、講習の際に使用した、3種類の教材のはんだ付けを行います。
・ラグ板 ・Dsubコネクタ ・基板です。
はんだ量や、熱の伝え方、端子への馴染み具合などが重要です。
講習中の質問でも、熱不足による、はんだの馴染み不足が多く、
コテの当て方や糸はんだの供給する場所も重要になります。
※検定中の様子
はんだ付け作業において、コテ先の酸化防止や当て方は特に重要です。
コテ先が酸化していれば、はんだ付けは上手く出来ません。
コテ先は「ピカッ!」と光った状態を維持して、
コテ先は 「点接触より線接触! 線接触より面接触!」を
意識して、今後のはんだ付け作業に取り組んでいただければと思います。