京都府宇治市の企業様での講習会
2022年6月28日
京都府宇治市の企業様でのはんだ付け講習会の様子です。
以前に一度、講習を受けていただいているのですが、
当時は共晶はんだをお使いでした。
今回、鉛フリーはんだを導入されることになり、新たに社員さんも含めて
講習を受講されることになりました。
この企業様では、主にコネクタや極細線を基板のパッドにはんだ付けする
作業を行われています。
講習の内容も、作業内容に沿った教材と、実際に普段されているワークを使って
実技講習を行いました。
鉛フリーはんだは、融点が高いため融けにくいのはもちろんですが、
流れにくいため、フラックスの活性化している短時間で
フィレットを形成するのが難しくなります。
コネクタの場合、カップ端子とリード線の両方に予備はんだを行って
両方のはんだを融かしながら挿入する手法では、難易度が非常に高くなってしまいます。
フラックスの働き方と、活性化している時間を正しく理解することが
重要です。
その他、前回の講習で高周波ハンダゴテを導入されていましたが、
パワーが足りないようなので、2倍のパワーがあるハンダゴテを紹介するなどして
講習を終えました。
これで鉛フリーはんだの導入もスムーズに行えるかと思います。