1級はんだ付け講習(微細部品)・検定 開始しました。 協会セミナールーム
8月9日(木)に引き続き、8月10日(金)、
滋賀の協会セミナールームで
1級の課題 微細部品のはんだ付け講習を開始しました。
午前中は1級の微細部品のはんだ付け講習です。
受講者は3名で、業務では、あまりはんだ付けをされていないということで、
実装する部品の微細さに少し、戸惑っておられました。
※講習の様子
「1005サイズなどの小さな部品には、先が細いコテ先を使用する」と思われがちですが、
実際は、先の尖ったコテ先や、細いコテ先は使用致しません。
はんだ付けに大切なことは、はんだ付け部分を250℃にする事が重要です。
熱量は、コテ先の接触面積が大きく左右致します。
接触面積の小さいコテ先(先の尖ったものや細いコテ先)では、
熱量が足りず、上手くはんだ付けすることが出来ません。
コテ先の選定で、熱不足やイモはんだといった不良を発生させます。
コテ先の選定も、はんだ付け作業のスキルの一つです。
午後は、はんだ付け検定です。
※はんだ付け検定の様子
肉眼で見えない不良を、顕微鏡を使用して、
見つけ出し、修正して頂くことが、とても重要です。
修正につきましても、
直らないからといって、焦って作業をしてしまうと、
上手く母材に熱が伝えられずに、別の不良を増やしてしまう場合がございます。
はんだ付けに重要な事は、「母材を250℃に温めること」
この意識を持って、不良の修正や、はんだ付けを行って頂ければと思います。