NPO 日本はんだ付け協会 > 幕張 1級はんだ付け講習(微細部品)・検定 開始しました。

幕張 1級はんだ付け講習(微細部品)・検定 開始しました。

昨日に引き続き、

千葉県幕張 高度ポリテクセンターにて、

はんだ付け講習と はんだ付け検定がスタート致しました。

 

本日、7月13日(金)は、

午前 : 1級課題 微細部品のはんだ付け講習

午後 : はんだ付け検定 です。

 

今回の1級の受講者は1名で、

「顕微鏡は仕事で使用しているが、顕微鏡を覗きながらの作業は始めてです。」と

顕微鏡を使用した、微細部品のはんだ付けに苦戦されていました。

 

前日の受講者の方も、午前中に昨日の作業の確認と練習のために、

朝早くから来ていただき、練習に取り組んでおられました。

 

※1級受講の様子

※午前中の練習の様子

皆さん、何度も顕微鏡を見ていただき、はんだの馴染み具合や、

不良箇所の特定・はんだ付け方法の確認に午前中を使っていただきました。

 

午後からは、はんだ付け検定です。

筆記試験と実技試験に分かれております。

 

筆記試験では、はんだ付けの基礎知識を

実技試験では、はんだ付け作業のスキルを確認することが出来ます。

 

※筆記試験の様子

※実技試験の様子

実技試験では、「作業は素早く!・仕上がりは正確に!」が求められます。

皆さんスピード感よく作業されており、

顕微鏡を使用して、はんだ付け状態の確認をしていただいております。

 

2日間のはんだ付け講習中の際に出てきた不良を2つ紹介したいと思います。

 

①はんだ馴染み不足

プレス加工された部品によく起こる症状で、

肉眼でははんだの色と端子の色が同化して、見つけることが出来ません。

 

②未はんだ状態

パッと見ただけでは、確認できないですが、

部品の電極部にはんだが全く馴染んでおらず、

はんだの上に部品が乗っているだけの状態です。

 

こちらの不良も、肉眼では、確認するのが困難で、

顕微鏡を使用して、確認する必要があります。

 

実際に不良を見ていただき、

「肉眼では確認できないですね」や

「馴染んでいない状態がよく分かりました。必ず顕微鏡で確認します。」など、

顕微鏡を使用しての確認作業の重要性をよく理解していただけました。

※スタッフYより

 

今後の実務作業でも、顕微鏡を使用して、

はんだ付けの品質の確認、不良箇所を見つけ出し、修正していただければと思います。

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