品川 1級はんだ付け講習(微細部品)・検定 開始しました。
8月23日(木)に引き続き、8月24日(金)、
都立城南職業能力開発センターにて、
1級の課題 微細部品のはんだ付け講習を開始しました。
2日目の、8月24日(金)は、
午前 : 1級課題 微細部品のはんだ付け講習
午後 : はんだ付け検定 です。
今回、1級の受講者は3名です。
業務で微細部品のはんだ付けしている方や、
たまにしか、はんだ付けはしない方もいます。
微細部品のはんだ付けは顕微鏡を覗きながら作業をするため、
遠近感などの距離感のとり方が変わってきます。
少し苦戦されながら、講習が終わるころには、
顕微鏡にも慣れて頂くことができ、はんだの馴染み具合なども見ていただくことが出来ました。
顕微鏡を使用して、はんだ付けをする利点として、
供給するはんだの流れが見えることが一番の利点です。
はんだ量のコントロールや・熱の伝わり具合が、
流れるはんだを通じて、わかります。
今回、1級を受講していただいた方にも、
「コテの動きや、はんだの流れ具合が見えるので、
感覚のような作業にならず、すごく分かりやすかったです。」と、
顕微鏡を使用して、はんだ付けをする利点も分かっていただきました。
※午前 はんだ付け講習の様子
午後は、はんだ付け検定です。
実技試験だけでなく、筆記試験もございますので、
eラーニングでの基礎知識の勉強も必要です。
実技試験では、講習と同じ内容の教材を使用します。
検定では、時間制限があり、
2・3級:2時間
1級 :2時間20分
で作業を完了しないといけません。
※はんだ付け検定の様子
時間配分がとても重要で、
素早く・確実にはんだ付けを行う必要がございます。
はんだ付けの不良を見つけて修正することも重要です。
肉眼で見えない不良はたくさんあります。
特に、未実装やはんだ馴染み不足は端子とはんだの色が同化して、
肉眼で判断することは難しいです。
検定中も顕微鏡を近くに置いておりますので、
顕微鏡を使用して、はんだ付け部を確認することが大切です。
今回のはんだ付け講習・検定を通して、受講者の方から、
「はんだ量の認識を改めることが出来ました。」
「自己流のはんだ付け方法と講習で教えていただいた方法での
はんだ付けの仕上がりの違いがとても分かりました。」
といった声を頂きました。
はんだ付けのやり方・はんだ量や良品と不良品の認識は、
まだまだ勘違いや間違いが多いです。
今後も、勘違いや間違いを無くしていき、
正しい知識と技術を習得していただける様、精進していきます。
※スタッフY