NPO 日本はんだ付け協会 > 2015年 > 10月 > 19日 > 読売新聞ニュース はんだ付けラインでPR NPOと滋賀大生

読売新聞ニュース はんだ付けラインでPR NPOと滋賀大生

◇近江なまりコテコテキャラ 若者向けスタンプ

 

溶かした合金で電機部品などを溶接する「はんだ付け」の魅力を若者に伝えたいと、東近江市のNPO法人「日本はんだ付け協会」が、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE」(ライン)で使えるスタンプを発売した。はんだ付けの特徴をコミカルなイラストで表現し、「日本のものづくりを支える技術に興味を深めてもらい、後継者育成につながれば」とPRしている。(猪股和也)

はんだ付けは、溶かしたスズと鉛の合金で電子基板などを接合する伝統技術。東近江市では戦後、電機・電子機器製造に携わる町工場が立ち並び、日本の高度経済成長を下支えした。

同市大萩町の「ノセ精機」も、地元に根ざした会社の一つ。野瀬昌治社長によると、はんだ付けは今なお技術革新が進む。鉛を含まない、環境に優しい合金が主流となり、部品の小型化でミクロレベルの高度な技術が必要になっているという。

製造業に不可欠でありながら、業界は地味で目立たず、職人が減り続け、初心者向けの教材もない有り様だ。そうした暗いイメージを払拭して産業振興につなげたいと2009年、野瀬社長らが同法人を設立し、全国各地で講習会を開催。11年から始めた階級別技能検定では748人(7月末現在)が合格している。

若年層にも関心を持ってもらおうと、スマホで気軽に使えるラインスタンプを滋賀大経済学部3年・青山奈未さんと協力して8月に作製。キャラクターは、はんだ付けの手本とされる山の裾野のように広がる形状と、悪い例とされる水滴状のデザインとし、それぞれをヒヨコやネズミなどに例えて喜怒哀楽を表した。

各デザインには、「ほんまに?」「ほやったんか…」「おおきにー」といった日常的に使う近江弁も添えて親しみやすくし、計40種類を1セット120円(税込み)で販売している。

野瀬社長らは「スマホなどの先端技術にも欠かせないはんだ付け。一部の電子工作マニアのものでなく、大変奥深い技術だと知ってほしい」と話している。

同法人は、コテだけを使い、はんだを虫や動物など自由に造形する「はんだ付けアートコンテスト」も実施。今年の第3回の作品を30日まで募集している。

問い合わせは、同法人(0749・20・2306)へ。はんだ38はんだ39はんだ40

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