はんだ付け講習 @品川 レポート
本日は東京都品川区の都立城南職業能力センターにて
はんだ付け講習(1~3級)を開催しています。
関東地方では本日が今年最終の講習となります。
10社より18名が参加されています。
級別の内訳
1級:9名(鉛フリーはんだ使用)
2級:7名(鉛フリーはんだ使用)
3級:2名(共晶はんだ使用)
益々鉛フリー化、微細化が進んでいます。
本日は業務が共晶はんだから鉛フリーに変わって来たので2級の受講・受験を
されている方がおられます。
ただ、環境面を考慮し鉛フリーはんだが選択されることが増えておりますが
共晶はんだが必要な産業は今も残っております。
共晶はんだは鉛を含むため、融点が低くはんだ付けが比較的容易で制御しやすくなり
また接合の強度が鉛フリーはんだに比べて高いため信頼性も高くなります。
そのため日本国内では 航空宇宙、鉄道、船舶、インフラ系では未だ使用されているところも
ございます。
本日も参加されている皆さまに参加動機をヒアリングいたしましたのでご紹介します。
🎤普段はケーブル・コネクタのはんだ付けが主。
基板実装もたまにやります。過去に先輩が2名1級合格。それに続いての受講・受験です。
(1級受講・受験、2023年2級の認定取得済、産業用精密機械装置・センサの開発・製造・販売企業)
🎤商社の営業なので、はんだ付けはやりません。
しかし、納入されたもののはんだ付けのチェックは必要で、はんだ付けの判定が必要になります。
取り扱い商品は、半導体の電子部品、アッセンブリされた基板や電子機器など。
(1級受講・受験、2024年3月に3級、2級認定取得済)
🎤前回、いきなり受験して手順や、勝手がわからず不覚をとったので、
今回は講習から参加してリベンジします。一緒に参加しているメンバーとともに実装済み基板の
修正やリワークが業務です。
(1級受講・受験、回路設計・基板設計・シミュレーション・試作品製造)
🎤営業が仕事。なのではんだ付けは学生の時、授業でやっただけです。
しかし、営業をするのに、はんだ付けの知識無くては話ができないから受講しました。
(2級講習のみ受講、光通信測定器の開発・製造、さらに半導体をはじめ電子部品の販売)
🎤業務は商品を発見、開発することです。Dsubコネクタは業務で少しはんだ付けすることがあります。
(2級講習のみ受講、光通信測定器の開発・製造、さらに半導体をはじめ電子部品の販売)
🎤産業用ワイヤーハーネスの製造を行っています。
Dsub、丸コネクタとケーブルのはんだ付けばかりやってきました。
今回、基板実装は練習してきました。
(2級受講・受験)
🎤設計業務をしていて普段からちょくちょくはんだ付けをするが、第三者に認定してほしくて参加しました。
(1級受講・受験。)
🎤カメラ関係の設計を行っています。今まではんだ付けは「見て覚えろ」みたいな感じだったのできちんと学びたくて受講に来ました。自らウェブサイトで協会を見つけて会社に受けさせてもらうように頼みました。
(1級講習のみ受講)
🎤特殊なアンプの修理をやっているがはんだ付けは現在外注しています。自分でやれるようになれば業務の広がりが出ると思って受講に来ました。
(3級講習のみ受講)
🎤社内のはんだ付け教育で教える立場になるので、自分のスキルアップの為に来た。コネクタを主にはんだ付けしています。
(2級講習のみ受講、分析機器総合メーカー)