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はんだ付けに光を! マイグレーションって?(2019.6.12)

こんにちは、はんだ付け職人です。
今日は、「マイグレーション」についてのお話です。

「なんじゃそりゃ?」という方も多いかと思います。
電子機器のメーカーさんでは、不具合品の解析などで
お聞きになられたことがあるかもしれません。

弊社でも25歳の若手に「マイグレーションって知ってるか?」
と問いかけてみましたが知りませんでしたので
実験して見せることにしました。

特にこれからの梅雨時に電子機器の故障を引き起こす
原因となることがあります。

「はんだ付けの不具合でショート(短絡)したのではないか?」
と疑われた時に、はんだ付け以外の要因でショートすることがあることを
知っておいたほうが良いと思います。

はんだ付け業界で言うマイグレーションとは、はんだ付け部周辺で結露した水分や、
水分を含んだフラックスに直流電圧が掛かると

端子のメッキ中のAgや、はんだ中のSnが溶け出して陰極側に
樹脂状に析出結晶化してショートを引き起こすことを言います。

私は昔、コピー機やFAXに使用されるフォトマイクロセンサーを製造していたころ
市場クレームが発生した時にその原因となったことで初めて知りました。

動画はこちらです。

この実験では、リードに銀を含むメッキが施されたLEDのリードに
水滴を載せて2.4Vの直流電圧をかけています。

動画は、2倍速ですが、みるみる黒いモヤモヤが発生して
2本のリード間に銀の短絡路を形成するのが見えます。

水没したスマホの中でも同じような現象が起こっているわけです。

お役に立てば幸いです。
では、明るいはんだ付けを!

 

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